中央ウロボロス研究所

定価: ¥ 1,200
販売価格: ¥ 1,200
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発売日: 2004-08
発売元: 三一書房
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痛気持ちいいことテレビのアニメがずいぶん進行してから読んだので、謎や秘密に関して予想のハズレたところは今更な印象も残る。アニメのほうが、予想外にアナザーワールドを使って映画へと急旋回してしまったので、結局「解読」はだれにもできなかったということなのかもしれない。
それでも「魂―身体」論などにやけに分析的な記述が多く、質も高いので全体はかなり読ませる。アニメーションのほかまだ進行中のコミックとも対比させている点が本書を生き延びさせた。コミックやアニメーションを通した“敵”の正体への読みはナルホドと膝を打たせる。
しかしそれにしても、「魂」や「身体」「内面」世界といった重い話をつくりあげていくのは、近年のマンガやゲーム業界でも既に常套手段になっているようだ。むしろゲーム関係者からの内なる批判の声も私はよく耳にする。
アニメを見ていて、その重さや痛さこそが現代的なのだするのが本書の基本見解とするなら、反論もまたそこにあるのではないか。“愛と友情と冒険”そんな表向きの世界だけではサブカルチャーですら作り手サイドがすでにプランニングできなくなっているのではないのかと?
「鋼錬」の痛さ重さを素直に受け止めたい人には、好意的な本。アニメより原作が好きなファンには手に余る本かもしれない。足裏マッサージのように、サブカルチャーも「痛気持ちいい」ことが一世風靡する条件になっていくのだろう。このマゾさ加減は成熟なのか病理なのか?
読み応えアリハガレンの解説書は、何冊か出てるみたいですが、装丁が気に入ったのでこの本を選びました。内容は、軽い謎解きというよりも、じっくりと深くハガレン世界を探求するもの。とくに、イシュヴァール虐殺や賢者の石などのところについてはこれでもかっていうくらい深くつっこんであり、思わず、フムフム、どれどれと読みふけってしまいました。原作とアニメにまたがって解説しているところもグー。おすすめ。